フライブルクで買える野菜③ -サボイキャベツ-
フライブルクで買える野菜を紹介するシリーズ第三弾はサボイキャベツについてです。
サボイキャベツって?
ドイツ人にサボイキャベツ(Wirsing)とは何かと聞くとだいたいは、レタスとキャベツのサラブレッドだという答えが返ってきます。
くるくると外向きに葉がまいていて、なんだか柔らかそうなWirsingですが。。。生のままだと結構硬いです。
サボイキャベツのおすすめの食べ方
ドイツで買える緑黄野菜に共通して言えるのは、「芯まで食べるには、クタクタに煮るのが一番」です!
なので、ずばりWirsingのおすすめの食べ方は、スープやポトフ、クリームシチューなどの煮込み系です。
日本のキャベツを煮る感覚だとやりすぎではないかというくらい煮るとやっと柔らかくなって美味しく食べられます。
一度食べると寒い冬は何度でも食べたいと思うほど甘くて美味しいです。
もしスープはあんまり食べないと言う人におすすめなのは、ロールキャベツです。キャベツよりも濃い緑のWirsingは色味がより鮮やかになるので同じロールキャベツでもキャベツを使用するよりずっと食欲をそそります!
キャベツとの違い
キャベツとの大きな違いはWirsingにはビタミンAが豊富に含まれていることです!
また、一般的なドイツのキャベツは、一枚一枚皮を剥くのが難しいくらいみっちりとしていて、どちらかというとコールスローやザワークラウト、お好み焼き、トンカツの千切りキャベツには向いていますが、ロールキャベツを作るのは一苦労です。一生懸命綺麗に剥こうとしてもどうにも途中でビリっと破れます。
ところがWirsingならそれがらくちんです。葉っぱが大きくて、葉と葉の間に大きな空間があり剥きやすいからです。
具材もとっても包みやすいです。
また、キャベツは好きじゃない!と言う人も、Wirsingなら芯を除いて調理すればパスタソースなどにホウレンソウのように使えますし(これが濃い緑色の利点です!)、除いた芯は中華風の野菜炒めにも使えます。
Wirsingはなんだか未知の新しい野菜と思わせて割とオールマイティな野菜なので、ぜひ一度使ってみてください。