留学生からの疑問・質問③ 図書館前にとまっている緑の自転車はなんですか?
図書館前を通ると目に入るのが前と後ろに大きな籠を付けた緑色の自転車です。
これはいったい何のため?と思った人は少なくないと思います。
緑の自転車の謎
この自転車、実はフードシェアリングのためのものなんです。
フードシェアリングとは、フードロス問題を解決するために考えられたもので、まだ食べられるのに賞味期限間近で売れない商品や、形がいびつで商品にならないからと捨てられてしまう野菜・果物などを無料でシェアする活動です。
フライブルク市内には他にも4ヵ所フードシェアリングをしている場所があります。
このいずれの場所でも、欲しい物を欲しい人が持って帰れます(なるべくたくさんの人の手に渡るように1人1つがマナーのようです)。
なので、この自転車に人が群がっていたら、フードシェアリングの食べ物が配達されたのだと思ってください。
特に学生の往来が激しいこの図書館前の自転車は、すごい時だと配給されて10分ほどで空になります。
一度だけ、たまたま配給に出くわしたことがありましたが、野菜はどれもその日に採れた新鮮な有機野菜で、確かに表面に傷があったりはしますが、これで商品にならないとはどういうことか、と思うほど立派なものでした。
この自転車以外にも!
後で知ったのですが、www.foodsharing.deでは、フライブルクの5ヵ所の配給所それぞれの配給情報を発信しています。
配給の助けを借りたい人も、配給に行ってみたい人、配給を手伝いたい人もこのサイトで詳しい情報を見ることができます!
年に一度ドイツのどこかでフードシェアリングフェスティバルも開催されるようです♪
環境都市フライブルクに住むことになったらぜひ利用してみるといいですよ☆彡