ドイツ留学 -Freiburg im Breisgau-

ドイツ(フライブルク)での大学生活および日々の暮らしをお伝えします

知ってると便利なドイツ語の曲!

ドイツ人の友達ができると自然とパーティーなどのイベントに出かける機会が増えます。そんな時に流行りの映画やドラマを観ておくと話題に困らないのは日本人同士でもそうですよね。

ですがなかなか忘れられがちなのがドイツ音楽です。ここでいうのはベートーヴェンやバッハなどのクラシックではなく、ドイツのポップスです!

普段の生活ではなかなか耳にすることが少ないと思いますが、これを知っておくと友達の中で一気に株が上がること間違いなしなのでこの機会にぜひおさえておきましょう。

 

 

知っていると得をする?!

自分の場合に置き換えて考えてみてください。外国からの留学生が来て、日本の曲で盛り上がっていたら嬉しくないですか?それも一緒に歌ってくれたらテンション上がりますよね。

日本だとそういう場面って少ないかもしれませんが、ドイツでは本当にしょっちゅう遭遇します。パーティー、音楽系のイベントはドイツ人の大好物です。

知らなくても音楽にのっかる!という精神はかなり大事です!でもサビまで一緒にハモれたらそれだけで笑いが起こったりして一体感が増します。

最悪なのは大きなイベントではない場合に聞かれる、「次、何流す?」です。

この時に、みんなが「それだー!」ってなるようなメジャーな曲を言えないと結構しんどいです。

ちなみに、そういう場所では世界的に有名なアメリカやイギリスの曲(クイーンからテイラースウィフトまで)もガンガン流れます。

パーティーに参加したはいいものの、知らない曲ばかりなんてことになったら置いてけぼりをくらってしまいますから、できればドイツ語だけでなく歴代ヒットした洋楽も知っておいた方がいいです。洋楽に全く詳しくない人はこちらの1980年代以降の流行曲を参考にしてください!ごめんなさい、記事中で洋楽も紹介したかったのですがあまりに長くなってしまったのでカットしました。

 

ドイツの音楽

先述した通りドイツって世界的には圧倒的にクラシックが有名ですが、ポップスにもいい曲がたくさんあります。残念ながら日本のように邦楽が洋楽よりもチャートの上位に食い込む(というかそもそも邦楽と洋楽と別でランキングがある)ことがドイツではないです。テレビでもニューアルバムのCMは流れますが、ミュージックステーションのような音楽番組の話は聞いたことがありません。みんなどこで最新の流行りを知るのだろうかというくらい取り扱われていない印象があります。どうも主な経路はラジオのようですが(運転する間はラジオを聴く人が多いです)、それにしてもアイドル文化とか日本ほどの盛り上がりを感じません。

ですが、水面下(?)でたくさんの曲が発表されていて、中には友達同士の盛り上がり要素を抜きにしても聴きたくなる曲もあります!面白いのは、ドイツでヒットした曲を見ていくと、なんか聴いたことがあるなあという感覚に陥ることです。やっぱり世界のどこを見てもヒットする曲って似たような何かがあるのかなと思ったり。

 

パーティーやイベントなどでよく流れる曲

ここにはあげきれないほどたくさんあるので代表曲をいくつか紹介します!

  • Die Ärzte ”Westerland”
    世代を超えて愛されている超有名バンドの絶対絶対知っておきたい定番曲です。この曲はそんなことないですがDie Ärzteは基本的に結構ジョークがキツメの曲が多いです。”Männer sind Schweine”とか”Schlaflied”とか歌詞が強烈です。
  • Rammstein ”Engel”
    こちらもDie Ärzte同様日本でライブをやったこともある超有名バンドです。この曲はイントロが流れた瞬間に会場が湧くほどの人気です。この手の音楽があまり好きではないので他の曲はほとんど聴いたことがありませんがEngelは知らないと恥ずかしいレベルなので頭に刷り込むために一時期ヘビロテしてました。
  • Toten Hosen ”Tage wie diese”
    上の2つ同様、絶対外せないアーティストと曲の組み合わせです。ぶち上げ曲として使われる中では比較的テンポが遅いので歌いやすいかもしれません。サビだけでも絶対覚えたい名曲です。
  • Peter Fox ”Alles Neu”
    上の3組よりずっと若いです。この曲は10年以上前のものですが今でもあちこちのイベントで耳にします。独特の声色のPeterFoxですが、Alles Neuは特に乗りやすい曲であるのが好かれる理由かと思います。
  • Tim Bendzko ”Hoch”
    同じく10年ほど前に頭角を現したTim Bendzko。一番有名な曲はデビューアルバムに収録されていた”Nur noch kurz die Welt retten”ですが、パーティで使用されるのは2019年のヒット曲”Hoch”の方が多いです。
  • Juli ”Perfekte Welle”
    最近めっきり見かけなくなってしまったJuli。この曲は2000年代のヒット曲です。サビの部分「Das ist die perfekte Welle!」だけでも力強く歌えると気持ちいのでぜひ覚えたいです。
  • Wir sind helden ”Denkmal”
    残念ながら解散してしまったのですが、ベルリン発のインディーズバンドとしては世界的にもかなりの人気で、日本では「うさぎドロップ」という映画の挿入歌に使われたことがあります。日本人には親しみやすい曲が多いのですが、中でもDenkmalはドイツでも不動の人気曲です。
  • Rosenstolz ”Ich bin Ich”
    2012年に解散してしまい、今はそれぞれで音楽活動をしています。JuliのPerfekte Welleと同じくサビだけでもハモリたい曲です!「Ich bin ich」と言いたい!(笑)
  • Silbermond ”Das Beste”
    バラードなのでとてもパーティでは流れなそうなのに、テンポの速い曲の間に入ってくることが多いです。休憩のための曲かと気を抜いていると会場が一体になってハモる!これはぜひとも全部覚えたいです!私はうろ覚えで結構恥ずかしい想いをしたことがあります。
  • Hubert Kah ”Sternenhimmel”
    一気に時代をさかのぼって80年代の名曲の紹介です。これは最後の「Lalala…」で会場が一体になるための曲です。すごく前の曲なのに一回は絶対流れます。
  • Klaus Lage Band ”1000 und 1 nacht (zoom)”
    同じく80年代の名曲です。年代関係なく集まるイベントでは定番曲です。歌いやすいしキャッチーなので、一度聴くと口ずさんじゃいます。歌詞も簡単なのですぐに覚えられると思います。
  • Helene Fischer ”Atemlos”
    30代以上の女性がいると絶対流れる曲です!最初と最後に流す定番曲らしいです!サビだけ覚えて一緒に「Atemlos!」って叫びましょう!!
  • Münchner Freiheit ”Ohne Dich (Schlaf Ich Heut Nacht nicht ein!)”
    古い曲つながりで。正直「Ohne Dich」しか聞こえないくらい同じこと連呼します。80年代ヒットでは他の曲ほど流れませんが念のため。
  • DJ Oetzi ”Ein Stern”
    この曲、10年前はどこへ行っても流れた超人気曲だったんです。とはいえ若者からの人気はそこそこでしたが。今でもたまに流れて「うわ!なっつ!」みたいな声が聴こえるので他の曲に飽きてしまったらぜひ♪

こんな感じでしょうか。中には古めの曲も入っていますが、大人数が集まってどんちゃん騒ぐときは年代関係なく流れるので入れておきました。同じアーティストでここにあげていない中にもいい曲があるので色々ぜひ聴いてみてください!

 

最後に

上のリストは筆者の経験から作成されているので地域差や年代差は多少あるかと思います!今までずっと聞きなれたサビだけ一緒に歌ったりうろ覚えで適当に乗ってたりしていたのですが、やっぱり改めて歌詞やアーティストを調べてみると見えてくるものがあったので(ああこれ同じ人だったんだ、とか)その成果として(?)記事にまとめてみました。みなさんの参考になれたら幸いです。