ドイツ留学 -Freiburg im Breisgau-

ドイツ(フライブルク)での大学生活および日々の暮らしをお伝えします

ドイツ人が勧めるカードゲーム その① Tabu

ドイツはビールやソーセージだけが有名だと思っていませんか?

実はカードゲーム大国でもあるドイツ!!

今回はドイツでは定番のカードゲームの1つであるTabuの遊び方を紹介します。

 

 

Tabuの遊び方

Tabuは2チームに分かれて、同じチームの人に引いたカードに書かれた単語を説明するゲームです。

この時、説明する単語の下に小さく書かれた複数の単語は、説明する際に使用してはいけない単語です。

同じチームの人が説明している単語を当てられれば1ポイントになります。

1分以内に当てられた単語カードの枚数を競います。

ボードが付属していれば、獲得したポイントの分だけチームの駒を前に進めます。

ボードの場合、先にゴールに着いた方が勝ち、ボードがない場合、予め決めておいたラウンド数でポイントが多い方が勝ちになります。

 

Tabuの最新バージョンTabuXXLの遊び方

一般的なTabuは言葉で単語を説明しますが、XXLのボードには、説明で使う単語数に制限があったり、言葉は使わずにパペットを使ってジェスチャーさせたり、絵を描いて説明したりするマスが用意されています。

その分、説明が苦手な人でも楽しめるので、ゴールにたどり着き易くなりました。

XXLがいいのは、説明が苦手な人でもマペットを使った表現が得意だったり、絵が上手かったりすればポイントを稼げることです。
個人的には、従来のTabuでは言語に長けていないとどんどん点差を広げられてしまうので言語学習者や説明が得意でない人には面白くないゲームと思われがちですが、これなら逆転のチャンスがあるのがいいなって思います。

 

Tabuはただのゲームじゃない!

さて繰り返し着てきた通り、他の多くのカードゲームと異なり、Tabuにはどうしてもある程度のドイツ語能力が必要になります。

なので残念ながらドイツ語初心者には向かないゲームですが、ある程度のレベルがあれば逆にドイツ語の練習にはうってつけです。

他の人の説明方法を聞いているだけでも勉強になりますし、「使ってはいけない単語」のおかげで普段と違う切り口の表現を学ぶことができます。

ただし、ドイツ語ができればいいというわけでもなく、それなりのコミニュケーション能力や基礎知識も必要になります。というのも、例えば「映画」というカードを引いた場合、ハリーポッターといったある特定の映画名をあげても世代によっては伝わらないですし、「魔法使い」などの映画の内容に沿った答えが返ってきてしまうことになります。この場合、なるべくたくさんの異なるジャンルから映画名をあげると効果的ですよね。

このように、相手に伝わる言葉を選んで説明しなければいけないとき、自分の常識に留まっていては伝わりにくいです。

そのため、このTabuというゲームはドイツでは対人関係が苦手な人向けのセミナーで使われることもあるんです。

 

まとめ

Tabuは、どんな言葉で説明したらいいか悩むので頭の体操にはもってこいのゲームです。

説明する人が違うと全く別の角度からのアプローチになるのも楽しみの1つです。

ぜひ友達とやってみてください!!