留学生の強い味方① Leo と Wikipedia
ドイツの大学で勉強していると、分からない単語が当然出てきますが、みなさんは専門用語をどうやって調べていますか??
独和辞書では間に合わないことが多い大学で使う単語(そもそも独和辞書は高度なドイツ語の勉強には向かないので使わない方がいいです)。
今回はそんな時にオススメしたい2つのサイトを紹介します。
Leo
Leoはドイツ語に対応する英語、フランス語、ロシア語、イタリア語、中国語、ポルトガル語、スペイン語を調べることができるサイトです。これがとても性能がいいんです。
なので分からない単語があった場合は、まずここで検索して対応する英単語を見ます。英単語でもニュアンスがつかめない場合は英単語をそのままウェブ検索します。この検索法が一番本来のドイツ語の意味に近い日本語を検索できます。
例えばクッキーで検索するとこんな感じです。
ところが、大学の講義内容にはこの検索では間に合わない単語もたくさんでてきます!
例えば数学の位置ベクトルをドイツ語で検索しても英語の検索結果はありません。
ただ、レオの良いところは、検索結果がない場合、質問を立ち上げることができますし、既に回答の寄せられた質問を見ることができます。位置ベクトルの場合も画面のように1つ質問があがっています。
クリックすると以下の画面が出ます。
ここではSupport Vectorだという回答になっていますね。ですがこれを検索にかけても残念ながら求めている位置ベクトルという答えは出ません。
そういう時に使えるのがなんとWikipediaです。
Wikipedia
Wikipedia.deの素晴らしいところは、ほとんどの記事がドイツ語・英語・日本語で存在することです。これを利用すればほとんどの単語は調べることができます。
まずはドイツ語のWikipediaで検索して、左下の選択肢から日本語を選びます。もし日本語の選択肢がなければ、英語へ行きます。不思議なことに英語からは対応した日本語のサイトへとべる場合もあります。
英語のサイトが見つかっても仕方がないという人も安心してください。英語でなんというのか調べがつけば、あとはウェブ検索でだいたい日本語の記事が調べられます。
例えば、ドイツ語で位置ベクトルのことをStützvektorというのですが、これはいくつかあるうちの一つの呼び方なので、Wikipediaで検索するとParameterformについて書かれたページへとびます。
その中にOrtsvektor(Stützvektor)という名前がでてきます。これをクリックするとOrtsvektorのページへ移動します(この呼び方ならなんとなく位置ベクトルのことだと察しがつく人もいるのでは?)。
ここで日本語を選択すると「位置」という名前の位置ベクトルについて書かれたページへとびます。
こういう具合にだいたいの単語は何を意味しているのか調べがつきます。
最後に
上記の方法でもどうやっても日本語の意味が調べられないときは、ドイツ語で書かれた説明をいくつかメモしてみてください。ドイツではブログや知恵袋のような情報源になるサイトが日本ほど充実していませんが、それでも存在する数少ないサイトをまわっているうちに大まかな意味がつかめるはずです。
4月からの新学期にぜひ役立ててください!