ドイツ留学 -Freiburg im Breisgau-

ドイツ(フライブルク)での大学生活および日々の暮らしをお伝えします

留学生からの疑問・質問② 図書館にかかっている大弾幕って何のためですか?

毎年春先と今の時期にかかる大学図書館の大弾幕ですが、いったい何のためなのか、という質問があったのでお答えします。

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画像出典:https://www.badische-zeitung.de

 

 

図書館の大弾幕の意味

それは、ずばり日よけです。

というのも大学図書館はガラス張りの建物なので、太陽の反射光がちょうど前の道を通るドライバーの目の高さに入ってしまうんです。

なので事故防止のための大弾幕です。

この大弾幕、去年までは真っ黒の無地だったんですが、今年は柄付きになりました。

 

この幾何学模様はどういう意味?

これは7月からの「人工知能とストリートアート」というキャンペーンの一環で、シュトゥットガルトのストリートアーティストがフライブルク大学のニューロロボティクスの教授と協力して制作したんだそうです。

白と黒のコントラストは人間とロボットという意味があり、交差しているラインはアーティストの代表的モチーブですが、他にもてんかん患者の脳波や図書館の間取り図も意味しているそうです。

 

人工知能アートは他にも・・・

この図書館の大弾幕以外にも、街の至る所に人工知能をテーマにしたアーティストと教授のコラボアートが散りばめられていて、日本大学の教授が携わった作品もあるそうです。

中には11月までの期間限定の物もあるので、この機会にぜひアート探しのフライブルク散策をしてみてください。