ドイツ留学 -Freiburg im Breisgau-

ドイツ(フライブルク)での大学生活および日々の暮らしをお伝えします

留学生からの疑問・質問① フライブルク大学にサークルってありますか?

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今回から留学生から多くよせられる質問をシリーズ化して紹介していきたいと思います。

一回目の今日はフライブルク大学にサークルがあるかどうかについてです。

結論から言うと、日本のような部活やサークル活動の概念はドイツにはありません。

 

 

音楽系サークル 

ただ、やはり音楽の国だけあって、オーケストラや合唱団の数はとても多いです。大学生だけの楽団もあれば社会人も混じった楽団もあり、ストイックだったりゆるかったり、楽団によって大きな違いがあります。

フライブルク市内で今現在新メンバーを募集しているオーケストラがあるかどうかはこちらのLinkより、それぞれのウェブサイトで確認してください。

上記のサイトで検索できるのはクラシック楽団ですが、フライブルクにはJazzを演奏するUni Big Band Freiburgもあります。

これらとは別にフライブルク市内だけでなく村の1つ1つにも消防団から発展した吹奏楽団があります。村の楽団のほとんどが吹奏楽団である理由は、村祭りなどで行進するからです。つまり村の楽団に参加すればいかにもドイツ的な行進曲やワルツを演奏する機会が多くなります。

例えばBerliner Luftは代表的な行進曲です。小澤征爾さん指揮の映像が見つかったので、リンクを載せておきます。*動画ではオーケストラで演奏しています。

村の楽団で演奏してみたい人は、村の名前とMusikkapelleを入れて検索すればウェブサイトが見つかると思います。

例えばFreiburg北部にはDenzlingenという駅がありますが、Denzlingen Musikkapelleで検索したところ、Musikverein Denzlingenが出てきました。

 

スポーツ系サークル

スポーツがやりたいと言う人は、大学のスポーツ(Hochschulsport)に登録するといいと思います。事前登録制で6ヵ月のコース登録に10ユーロかかります(2018年度までは無料でした)。Semesterが始まる前に募集が始まることがほとんどですが、毎回登録が始まって5分で満席になります。とは言っても、結局登録してるかどうかの確認は最初だけなので登録なしでの参加もできなくはないです。現にそうやって無登録で参加する人がとても多いです。ただ、ちゃんと登録している人たちから反感をかうので控えましょう。

このHochschulsportはだいたい平日の夕方から夜にかけてか、土曜日の午前中に行われるものがほとんどです。場所はLittenweilerなので、家から遠い人は参加するスポーツの時間帯をよく確認しましょう。*夜10時以降はトラムが1時間に2本ほどになってしまいます。

また、これとは別に仲間内で集まって作るサッカーやバレーボールなどの非公式なチームはたくさんあります。特にサッカーはそこら中にチームがあって検索すればいくらでもひっかかるのでここでは省略します。

他にも、夏学期中は例えばビーチバレーのコートを借りられます。有料で予約制なので、事前に一緒にやりたいという人たち募っておくといいと思います。

 

演劇サークル

フライブルク大学には他にも、演劇と映画のグループがあります。

フライブルクの劇団一覧はこちらから。ここには載っていませんが、学生劇団のMONDOも年2回ペースでオーディションをしています。発表する場所は劇団によって異なりますが、例えばMONDOはMensaで発表しているを見たことがあります。

 

映画サークル 

映画はAKA Filmclubというグループがあって、ほぼ毎日学生向けに低価格(基本は2ユーロ)で映画を放映しています。

映画を観たい人:

場所はKGIIのAudimaxの向いにある2004という部屋ですが、2019年冬学期より改修工事が始まるので、しばらくの間は生物学部の大講堂へ移動するそうです。

放映スタッフになりたい人:

ホームページには毎月第一月曜日20時からの会議に毎回出席することが必要だと書かれています。そこで仕事の割り振りも決まるようです。

 

最後に 

さて色々な団体を見てきましたが、このような楽団やチームに参加する場合に注意したいのは、新メンバーを募集している割に新メンバーに閉鎖的な場合が少なくないということです。

もしも不快な思いをするようなことがあったら、無理をせずにさっさと辞めてしまうのが一番です。日本独特の「努力してこそ」のような考え方はドイツでは捨てましょう!

同様に、「先輩後輩」という考え方もドイツにはありません。謙虚な気持ちで臨むのは素晴らしいですが、自分を犠牲にするほど低姿勢にする必要はありません。