ドイツにもあるよ!!ボジョレーヌーボー
ドイツのボジョレーヌーボーって?
ボジョレーヌーボーと言えば秋ごろ出回るフランスの試飲新酒(赤ワイン)ですが、ドイツでは同じころにFederweißer(フェーダーヴァイサー)またはNeuer Süßer(ノイヤーズーサー)と呼ばれるワインが発売されます。
ボジョレーヌーボーとフェーダーバイサーの違いは?
このフランスとドイツの新酒には大きな違いがあります。それは、Federweißerはまだ正確にはワインになっていない、発酵途中の状態であるということです。
そのため、Federweißerは必ず縦置きで販売されており、開封後はなるべく早く飲み切る必要があります。
フェーダーバイサーってどこで買えるの?
Federweißerはシーズンになればスーパーでも売られます。ただし、一般的なワイン売り場には置いていません!
Federweißerはなんと、冷蔵庫にあるんです!!
その理由は、常温だと発酵が進んでしまうからです。
下の写真のFederweißerは小さなポリタンク容器(2リットル)ですが、瓶で販売されているものでもやはり縦置き厳守が基本です。
味はぶどうジュースのように甘く、微炭酸であるものがほとんどです。ボジョレーヌーボーと違い、白も赤も販売されています。
ちなみに写真のFederweißerは普段購入しているものとは別の物も試しに購入したところ、甘すぎて飲み進まなかったものが発酵してしまった状態です。
ひとたび発酵すると甘さが消えて酸っぱくなります。
飲み切らなかった場合も料理酒として使えますが、常温で管理するには蓋をゆるめておく必要があります。そうしないと、発酵中に出るガスで容器が爆発してしまいます。
フェーダーバイサーと言えば玉ねぎケーキ!?
さて、ドイツではFederweißerと言えばZwiebelkuchen、Zwiebelkuchenと言えばFederweißerと言うほどこの時期には一般的で人気のある美味しい組み合わせです。
Zwiebelkuchenとは玉ねぎのケーキと言う意味で、簡単に言うと玉ねぎとベーコンのキッシュです。これがとてももったりとして脂っこいのですが、それに合わせると甘い微炭酸のワインがよくすすみます。ドイツ料理は数多ありますが、この組み合わせが私の中ではトップの美味しさです。
秋ごろにドイツを訪れる場合は、オクトーバーフェストだけでなく、FederweißerとZwiebelkuchenにもぜひチャレンジしてみてください。