ドイツの秋の味覚! Zwiebelkuchenの作り方
以前の記事で、ドイツの新酒Federweißerについて書きました。今回はそこで紹介したZwiebelkuchenの作り方を載せたいと思います。
Zwiebelkuchenとは
Zwiebelkuchenとは簡単にいうとドイツ風のキッシュです。ここではタルト風の生地を使用しますが、冷凍パイ生地を使っても十分美味しくできます。フィリングはこの通りでないとZwiebelkuchenにはなりませんが、玉ねぎが十分にない場合はネギでも代用できます!
作り方
用意するもの(丸いケーキ型18㎝を使用する場合):
A 生地に使う
- バター 30g(冷蔵庫で出したばかりの冷たい状態で大丈夫です)
- 卵 1つ
- 砂糖 小さじ一杯ずつ
- 塩 小さじ一杯ずつ
- 小麦粉 70g
- (白ワイン)
B フィリングに使う
- たまねぎ 350g
- ベーコン 30g
- バターもしくはオリーブオイル 大さじ二杯
- キャラウェイ お好みで
- 卵 2つ
- 牛乳または生クリーム100㎖
- 塩コショウ 好み
タルト生地を作ろう
- 生地は1時間ねかせる必要があるので、生地づくりから始めます。ボールもしくは大きめのまな板で(ドイツではパンなどの生地ものは作業台の上で直接作るのが一般的です)小麦粉に塩と砂糖、バターを混ぜます。
- バターの塊がなくなって小麦粉とよくなじんだボロボロの状態になったら、卵を入れてまぜます。この時に、全体が混ざるようにしますが、なるべく揉まないように注意してください!卵のサイズによっては、この時点で水分が十分足りることがあります(生地がまとまる)。もしもぼそぼそすぎてまとまらない場合は、水ではなく白ワインを少しずつ足します。ない場合は他の料理酒で代用してください。
- 生地がまとまったらラップをして冷蔵庫で最低1時間ねかせます。
フィリングを作ろう
- 生地が丁度よくなるまでの間でフィリングを作ります。玉ねぎ(もしくはネギ)は丸いままスライサーで3mmほどにスライスし、ベーコンはさいの目に切ります。
- 玉ねぎが焦げてしまわないように弱めの火加減でバターもしくはオリーブオイルを使用して炒めます。玉ねぎが透明になってきたらベーコンをいれます。しっかり透明になるか、黄色い色が付き始めた頃に火からおろします。
- ボールに、卵、牛乳(生クリーム)、キャラウェイ、塩コショウを入れて、混ぜておきます。卵に火が通ってしまうので、玉ねぎは熱々の状態では混ぜないでください!
オーブンで焼きます
- 生地をねかせてから1時間たった当たりで、オーブンを200度に予熱します。
- (型がシリコンの場合を除いて)型にバターを塗ります。
- 生地の三分の二を底に、残りを側面に使います。スプーンでつぶしながら広げると上手くいきます。最後にフォークで底を刺していくつか穴を開けておきます。
- 6の卵液に玉ねぎとベーコンを混ぜたフィリングを型に流し込み、200度のオーブンで20分~40分焼いて完成です。爪楊枝を刺してみて、何もついてこなければ焼き上がりです。
最後に
私はキャラウェイが大好きで、Zwiebelkuchenはキャラウェイが入っていてこそ!と思うほどですが、手に入らない場合や、香りの強いハーブ(パクチーなど)が苦手な場合は、キャラウェイなしで焼いてください。その場合はローズマリーやバジルなどのハーブで代用しても美味しいと思います。
フライブルクではすでにFederweisserが販売されています!ぜひZwiebelkuchenと合わせて楽しんでくださいね。