ドイツ留学 -Freiburg im Breisgau-

ドイツ(フライブルク)での大学生活および日々の暮らしをお伝えします

ドイツの大学事情: UniCardについて -図書館編-

シリーズで新入生向けにUniCardの使い方を紹介しています!今回は図書館での使い方です。

 

 

図書館でのUniCardの主な役割 

図書館ではUniCardはロッカーの開閉、本を借りるのと返却、CaféLibressoでの会計に使用します。

 

図書館は2つに分かれてる!?

図書館は2つに分かれていて、半分には本が置いてあり基本的には静かに利用する必要があり、残りの半分は本が置いていない代わりにおしゃべりOKなエリアになっています。

この本が置いてあるエリアに入るには、買い物かごのような物に入る私物(勉強道具と水)以外はジャケットもリュックも全てロッカーに預けなければなりません。

               

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画像出典:https://buchort.ch

ロッカーの使い方

そこでまずはロッカーの使用方法ですが、メイン玄関を入ってすぐのロッカーについている小さな機械にUniCardをかざす(Akutualisieren)必要があります。

これで初めてロッカーが使用可能になります。

Akutualisierenが済んだら空いているロッカー(ドアが開けっ広げてあったりビラが貼ってあるのは壊れているロッカーです)に荷物をしまいます。

                    

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画像出典:https://www.ub.uni-freiburg.de

扉を閉めたら、黒い長い取っ手のところにカードを当てます。壊れていないロッカーなら、つまみの下が緑色に光ります。赤く光ったらロッカーが壊れているか、閉めたままのロッカーが別にあるということなので最初にかざした小さな機械にもう一度かざしてみましょう。番号が表示されればそのロッカーが使用中になっています。
もし使用中のロッカーに覚えが合い場合はカウンターで確認してみましょう。

このロッカーですが、最大12時間まで使用可能で、それをすぎるとUniCardでは開けられないようにロックがかかってしまいその解除に罰金がかかってしまうので気を付けましょう!!

             

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画像出典:https://www.ub.uni-freiburg.de

コピーはここでできます! 

さて本のエリアに入ったらUniCardでできることは2つあります。

1つはコピーとスキャンです。2階にあるLesesaal2と地下1階に機械が置いてあるので、そこでUniCard(2階の方は小銭でも可能)を差し込めば使用可能になります。

本ではなく、PDFなどのコピーの場合、データをあらかじめUSBに入れておく必要があります。コピー機にはパソコンではなくUSBを接続して使います。

それぞれにかかる値段は図書館のサイトで確認してください。

SLI(SprachLehrInstitut)などで短期留学をしている場合、配布されるUniCardでは本を借りることができませんが、コピー・スキャンは可能です。

 

本を借りる方法 

最後は本を借りる方法です。

まだ一度も借りたことがない人は、借りるのに必要なアカウント名とパスワードをカウンターで受け取りましょう。これは大学のアカウントとは別です。

パスワードが発行できたら、まずは借りたい本を検索しましょう。図書館に入ってすぐ右手に並ぶパソコンか、本のエリア内地下へ下りて左手のパソコンで検索できます。

一番左の青枠をクリックすると次のような検索画面へ移行します。

  

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画像出典:https://www.ub.uni-freiburg.de

例として夏目漱石を検索してみました。図書館には他にもたくさんの日本人作家の本(ドイツ語です)が貯蔵されています。

検索をすると一番左のタブに本の検索結果が表示されます。夏目漱石の場合、23冊ヒットしたことになります。下へスクロールするとこのような画面が表示されます。

  

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画像出典:https://www.ub.uni-freiburg.de

この本のマークが書籍で、地球儀のマークもしくは紙のマークはWeb上でダウンロードできる書類へのリンクです。

地球儀のマークの場合、大学のアカウント名とパスワードでダウンロード画面へ移ります。

紙のマークの場合、アカウント等の入力は必要ありませんが、大学のネット下でのみダウンロード可能です。

さて、本を借りたい場合は、この本のマークの+印をクリックすると、貸し出し状況が確認できます。

緑色の字でAusleihbarなら貯蔵されていて借りられる状態にあるということなので、貯蔵場所のアルファベットと番号をメモして本棚を探しましょう。

緑色の字でBestellbarの場合、貯蔵されている場所が保管庫なのですぐには取りにいけません。予約すると係の人が取り出して用意しておいてくれます。

赤色の文字でAusgeliehenなら、貸し出し中という意味です。となりに返却予定日時が表示されます。もしこの予定日にすぐ借りたい場合、予約が必要になります。

さて、借りたい本を見つけたらやはり地下の検索用パソコンと反対側に用意されているパソコンで手続きをします。

カウンターで受け取ったアカウントでログインします。

パソコンの前の白い台には自動で本を読みこむ機械が埋め込んであるので、本をその上に置いて(重ねても大丈夫です)全ての本が読み込まれたのを確認しましょう。

借りる作業が完了すると、返却日時が印字されます。

借りられる期間は4週間で、最大3回まで延長することができます。

 

本を返却する方法

返却を忘れると罰金を払わなければならないので、必ず返却日までに返却しましょう。 

その返却方法ですが、入り口入ってすぐ左手の機械に本を読み込ませるだけです。

上手く読み込まれない本がある場合は、カウンターで手続きしてもらいましょう。

 

最後に 

便利な図書館ですが2万人の学生にたいして席数が圧倒的に足りていないので試験期間中は恐ろしいほど混雑します。
どうしても図書館で学びたい場合、朝早く、もしくは夕方以降が狙いめです。

図書館についてもっと詳しく知りたい場合は図書館のサイトで確認するかコメントでお尋ねください。

※追記※

営業時間は2018年冬から24時間ではなくなり、朝7時から夜12時までだけになりました。ロッカーの荷物の出し忘れにはより一層気を付けましょう。