ドイツでお医者さんにかかる&お薬をもらう方
今回はフライブルクのお医者さん事情について書きます。
まだドイツへ来てからお医者さんにかかったことがない人は必見です♪
フライブルクの医療について
Freiburgはヨーロッパでもトップクラスのお医者さんに診てもらえることから、毎日のように中東やロシアの富豪が医者に会いにやってくるという話を聞いたことがあります。
もちろんお医者さんによって対応はまちまちなので、地域でこうだとは言い切れませんが、中でもFreiburgは質の高さが有名のようです。
Hausarztって??
さて本題、まずHausarztについてです。
ドイツでは主治医さん(Hausarzt)を一人(一か所)設定しておくことができます。
設定しておくことができるだけなのでしなくても大丈夫です。
設定といっても何か申請しなければいけないわけではないです。
またHausarztはいつでも他のお医者さんに変更可能です。
どんな種類の病気でも、その主治医さんがまず最初に対応してくれる窓口になります。
そして、必要に応じて他のお医者へ紹介してくれる、という仕組みです。
初診の場合は必ず受付で、「Hausarztはいますか?」と聞かれます。
ドイツで本格的にお医者にかかるのが初めての場合は、いませんと答えます。
そうでない場合は、以前はどこどこの○○先生にかかっていました、と伝えます。
Hausarztの名前や所在地はいつでも言えるようにメモして持ち歩きましょう。
急患の時にも必要になります(もちろんその場で答えられなくても診てもらえますが、おくすり手帳のようなもので今までの病気の経歴を調べられる方がより適切な処置につながるので)。
予約(Termin)の取り方
基本的にはどのお医者さんも予約が必要です。
メール、電話、サイト上で受け付けているところがほとんどなので電話に自信がない人も予約は取りやすいと思います。
もちろん急患は予約なしで診てくれるのが基本です!
私は一度、急な膀胱炎にかかり、予約もなしに駆け込んだことがありましたが、最優先で診てもらえました。
お医者についたらまず受付で予約した旨を伝えて、保険証を出しましょう。
お医者さんと看護師さんについて
とにかく丁寧で優しいです。
今のところ優しい人にしか当たったことがありません。
ドイツ語がどんなに拙くても、途中で話を折るようなことはしません。
もしうまく伝える自信がなければホワイトボードなんかを持って行って絵で説明してもいいと思います。
また、日本で飲んでいた薬を持参してどんな成分か説明ができれば、同様の薬(ドイツの薬品会社が出してる薬は全く同じもの)を出してもらえます。
お医者さんでもらうのは基本的に処方箋(Rezept)だけです。
この処方箋は近くの薬局(Apotheke)へ持って行けば薬を購入することができます。
診療費
保険に加入していれば(大学に入学するには必ず保険が必要なので大学生である場合は、加入しているはずです。AOKやTKなどがあります。)基本的に全て無料です。
お医者さんで払うことはないです。
なので、不思議な感じがしますが、お医者さんにお礼を言って出てきたら、そのまま病院を後にしてOKです。
ただ、大掛かりな手術や検査に関しては保険適応の範囲を保険会社に確認しましょう。
歯医者さんでは注意が必要
歯医者さんでは虫歯の治療は無制限にやってもらえますが、その他の処置には注意が必要です。
定期健診は年に二回まで、クリーニングは一年に一度だけ無料でしてもらえます。
中にはクリーニングをした方がいいとやたら勧めてきたり、虫歯の治療にわざと高級な処置を施そうとしたりするお医者さんがいます。
歯医者さんの治療も基本的に無料なので、何か金額を請求されるようなことがあったら注意してください。
ちなみに親知らずは歯医者さんではなく、親知らずを抜く専門の医者を紹介してもらった上で、これまた無料で処置してもらえます。
救急車と入院費
AOKに入っている場合、救急車は10ユーロ、入院費は一泊10ユーロです。
ちなみに、必要ないのに救急車を呼んだ場合、罰金が課されますのでご注意ください!!
薬局(Apotheke)
赤くて大きなAの文字が薬局の目印です。
カウンターにお医者さんからもらった処方箋を渡せば、日本のように待ち時間もなく、すっと出してくれます(カウンターの中から自動で出てきます)。
ジェネリック医薬品を勧められることもありますし、そうでなくてもとにかく値段の安いのにしてほしいと言えば向こうで探してくれます。
他に欲しい物がなければ(割とあれやこれや、処方箋に書いていない物をおすすめされますが)お薬代を払っておしまいです。
最後に
外国でお医者に行く勇気って最初は結構ないもので、なんだかヤバそうとか勝手に怖がってしまいがちです。
でも何の心配もいらないのでとりあえず一度受診してみましょう!
毎月の保険料を考えたらどんな些細なことでも受診するに越したことはないでしょう♪