ドイツ留学 -Freiburg im Breisgau-

ドイツ(フライブルク)での大学生活および日々の暮らしをお伝えします

ドイツ留学希望者必読!! Aufenthaltstitel(居住許可)の取得・延長・引っ越した時の対処方法

ここでは、ドイツに90日(3ヵ月)以上滞在する場合、絶対に持っておかなければならないビザ(Aufenthaltstitel)の取り方・延長方法を紹介します。

 

 

住民登録をする

まずは住民登録です。

住民登録は一番近い役所でできます。

必要なもの: パスポート

 

既にAufenthaltstitelを持っていて引っ越した時

ドイツ国内で引っ越した場合は、引っ越し先の大家さんに書いてもらう書類があるので、引っ越してから2週間以内に役所へ行ってください。

役所で書類を受け取ったら、今度は受け取ってから1週間以内に大家さんに必要事項を記入してもらいましょう。

この時、Aufenthaltstitelには新しい住所をシールで貼ってもらえます。

必要なもの: 大家さんに書いてもらった書類、Aufenthaltstitel、パスポート

 

外国人局(Ausländerbehörde)がある役所へ行く

住民登録とは別で自分の家から一番近い役所からできる場合と、そうでない場合があります。

私の場合は、フライブルクの町中には住んでいないので、一番近い役所=出張所でした。

そこでは手続きはできず、最寄りの本所へ行くように言われました。

さて、田舎だと役所へ出向いてその場で予約なしでいつでも好きな時に、待ち時間もなく対応してもらえます。

でもフライブルクでは、予約をしないといけません。

予約なしでも最悪行けますが、最高で4時間待たされたと聞いたことがあります。

とにかく早め早めが一番なので、書類をそろえたら一度役所に出向くといいと思います。

必要な書類は以下の通りです。

  1. ImmatrikulationsbescheinigungやStudienbescheinigungのように、大学生であることの証明書
  2. Mitgliedsbescheinigung der Krankenkasse:AOKなどの保険加入証明(加入したときにもらっているはずなのでそれを持っていきます)
  3. 8000ユーロ前後(1年の場合:月額720ユーロ以上換算)の残高を証明できる自分名義の銀行口座のコピー
  4. 証明写真1枚
  5. ①で取得した住民票
  6. パスポート

 

Aufenthaltstitelができたと通知が届く

ビザができたという手紙が届いたら1週間ほど待ってから取りに行きましょう。

すぐに行っても管轄の役所まで届いてないことがあります。

 

AusländerbehördeにAufenthaltstitelを取りに行く

時期や役所にによって値段は変わってしまうかもしれないので、申請時に言われた額を用意していきましょう。

私はいつもだいたい90ユーロ払っています。

カードでは支払いができないので、必ず現金で用意していきましょう。

 

Aufenthaltstitelを延長する

延長は期限切れになる2ヵ月前からAusländerbehördeで受け付けてもらえます。

だいたい3週間以内に新しいビザをもらえるのが普通ですが、一度は半年ほどかかったときもありました。

とにかく自分側には非がないというのを証明するためにも、延長は余裕をもって行くようにしましょう。

必要な書類も、上記の1~4だけで大丈夫です。

ちなみに、AOKの場合、保険加入証明はインターネットのMeinAOKで書類請求して郵送されるのを待つ必要があるので、くれぐれも早めに動きましょう!

延長の手続きに早めに行っていたのに、期限までに新しいビザが届かない場合も、普段の生活には一切支障はないので安心してください。

もしその間に日本に帰りたい場合は、そのままではドイツに再入国できないので、必ず出発前にAusländerbehördeへ行きましょう。

そうすればシールタイプのビザをパスポートに貼ってくれるので新しいビザがなくても大丈夫です。

ただ、自分の手続きがギリギリで、新しいビザが届かないうちに出国しなければいけなくなった場合、こちらにも非があるので、このシールを貼るのに約50ユーロとられます。

 

パスポートの有効期限が1年以内になったら

Aufenthaltstitelではなくパスポート(旅券)の期限が近づいて来たら、Aufenthaltstitelの延長をする前にパスポートの延長手続きを済ませましょう。

そうしないと、Aufenthaltstitelはパスポートの残存期間分しか発行してもらないので、手数料が余計にかかってしまう上に、1年もしないうちに再びAufenthaltstitelの延長申請をしなければならないので二度手間です。

パスポートの延長はフライブルクだと、ミュンヘンの在ドイツ日本領事館が最寄の大使館に指定されているのでそこへ申請しましょう。

その間に日本へ帰国する場合は日本でも手続きができます。 

 

経費負担誓約書は意味ない!!

私たちの場合、東京のドイツ大使館でわざわざ3000円ほどかけ、親に同行してもらい、経済的支援者がいるということを証明する経費負担誓約書を発行してもらいましたが、外国人局の方にはこれではなんの証明にもならないと言い放たれてしまいました。

現在東京にあるドイツ大使館のホームページではこの書類が2017年から意味をなさないことが書かれています。

 

フライブルクの役所について

フライブルクの役所の対応はとんでもないことで有名です。

特に外国人に対してはこちらが正当なことを主張しているにもかかわらず否定してきたり、不当に申請を拒否したり・・・

とにかく酷いです!

毎年留学生から、役所の予約がドイツに滞在できる90日間を過ぎている、とか、予約を取って行ったのに待たされたとか、メールの返信が1ヶ月来ないなどの相談を受けます。

まず予約に関しては、予約さえ取れていれば、90日を過ぎても大丈夫なので安心しましょう!!

もしその間に他の国へ行きたい場合は4時間覚悟で役所に行ってください。

その他の場合は何を言われてもめげずにねばってください!

ここで言いなりになってしまって後で困るのはあなたです!!!

心配な場合は同じ留学生同士声かけあって行くとか、友人に一緒に来てもらうようにお願いしてもいいかもしれません。

 

最後に

今後、提出書類は変わる可能性があります。

出国前、申請前に必ず管轄の役所・外国人局に確認してください。

役所の対応が塩対応だったり辛く当たられたりしてしんどくても、それは決してあなたのせいではないので、とにかく何があっても気にしない精神で頑張りましょう!!!