ドイツの大学事情: 大学からの通知 追試編
大学から手紙が届くといったい何を間違えたかと焦ってしまいますよね。
そんな時に安心してもらるように大学から届く手紙を紹介していきたいと思います。
今回は追試の通知についてです。
追試の通知とは?
Nichtbestehen einer Prüfungsleistung im Studiengang...
で始まる手紙に書いてあることは以下の通りです。
- 落としてしまった科目名
- 落としてしまった試験を受けた日時
- 落としてしまった理由(「採点の結果5.0になったから」が一般的)
この後に長々と書かれているのは試験を落とすことと追試を受けることに関するルールの確認です。
追試の日時に忘れずに試験を受けろ、とか、全部で何回まで追試が受けられるか確認してね、とかが書いてありますが、具体的な方法などは書いていません。
この手紙は「通知」に過ぎないのでその程度の情報しか載っていません。
わざわざ手紙が届く理由
ではなぜ手紙が届くのかというと、落ちたということを改めて知らせるためです。
通常、採点後に成績はHisInOneに反映されます。ですがその後に、採点が正当なものかどうか確認する日時が設けられています。この時に採点側のミスで成績が繰り上がったりすることがあります。そういった確認期間も終了した後に、それぞれの最終成績を反映させなければならないので、例えHisInOne上では何も変化がないとしても、成績が公式に認定されるまでには時間がかかります。
そのため、この通知は「既にHisInOne上でも確認できている通り、〇〇の試験は追試となったので、追試の日時などよく確認してくださいね!」という意味です。
追試はどうやって受ける?
通知には追試の受け方は書いていません。詳しい日程は追試になった科目のウェブサイトか学部の試験概要が書かれたページを確認しましょう!
科目や学部によりますが、基本的に追試への申し込みは自動で行われているので、追試があることを忘れて受けなかったり、受けてもパスできなかった場合は、その次の2回目の追試が最後のチャンス(3回目の受験)になるので気を付けましょう!!
※追記※
追試への自動申し込みは科目によって廃止されたので、受けたいと思っている追試への申し込みがされているかどうか必ず試験申し込み期間中に確認しましょう。
また、追試の日時が半年も先である学部や科目もあります!!その場合、卒業が遅れることもあるのでよくルールを確認しておきましょう。
さあ、いよいよ新学期が始まりますね。気を引き締めて頑張りましょう!