ドイツ人の不思議な?食器の洗い方
海外生活は食洗器で楽ちんのイメージですが、未だに食洗器のないお家も多くあります。
ところがこの食器の洗い方、ドイツでは日本とは一味違った方法だったので載せておきます。
シンクが狭い?!
まず日本から着て一番に驚いたのはシンクの狭さ、小ささでしょうか。
食洗器に対応していないWok鍋(中華鍋)なんか使ってしまったときには、一体どうやって洗おうかと頭を抱えてしまいました。
結論からいうと食洗器に対応しない食器・道具やシンクに入らないサイズの物は買わないのが一番です!結局不便で使えなくなってしまうので。
この写真のように、一つにすれば大きいのになぜ2つに分けたの?というシンクも多く見かけます。
食器の洗い方
さて食洗器でなくシンクで洗う場合、日本式?(少なくとも私の周囲で)は、スポンジに洗剤をつけて、食器を一通り洗ってから、水で流して食器カゴで乾燥させる、でした。
ところがドイツの多くのお宅には想像しているようなスポンジがないんです。今までに色んな人のところへ遊びに行きましたが、日本で使っていたようなスポンジを食器洗いに使用する家を見たことがありません。だいたいは写真のような布巾のようなものが置いてあります。
一度家事手伝いのバイト先にスポンジがなかったので買って持って行ったことがありましたが、いらない!って捨てられちゃいました。
え?これは布巾でしょ、と思いがちですが、なんとこれで洗います。一緒に置いてあるスポンジは食器用ではない可能性が高いので、必ず確認してから使いましょう。
でも布巾じゃ泡立たないじゃないか、と思った方、実はいちいち泡立てて洗わないんです。それだと水を多く使うのでエコではないという考えなんだそうです。
じゃあどうやって洗うのかというと、 泡風呂の要領でシンクに洗剤を出してから水を溜めてブクブクの状態にします。
そこに食器を沈めて布巾でこすって洗います。
驚きなのは、ここで泡がついたお皿をゆすがずにそのまま食器カゴに出してしまうことです。
つまり、食器は泡がついたまま乾かすことになります。
これが最初のうちはどうしても慣れなくて、次に食器を使ったときに洗剤の味がするのではないかとひやひやしました。
慣れてくるとだんだん気にならなくなりますし、それを考慮して有機物質を使用した洗剤を使っている人もいるようです。
洗いっぱなしはNG?!
さらに面白いのは、食器カゴに洗った物を置きっぱなしにするのもあまり好まれないようで、少し経ったらすぐに布巾で拭いて棚に戻します。
というのは、カゴのしたからシンクに落ちる水で水垢ができてしまうからです。
綺麗にしているお家(がほとんどですが)だと、シンクには常に水滴が1つもついていない状態が保たれています。よく観ていると、濡れたらすぐに拭くを徹底しています。
日本ほど湿気もないのだからカビの心配はそれほどないだろうに、こちらに来て比較的カビに敏感な人が多いことに驚きました。
私はしょっちゅう料理しているのでなかなかそこまでやる気になりませんが、シンクに限らずドイツの人はキッチンを綺麗に保つことになかなか尽力しているように感じます。
まとめ
初めてみるとびっくりする習慣ってどこに行ってもあることですよね。
同じ国でも人によって異なる自分ルールがあるので、水回りのお手伝いは一度その家のルールを確認してからがよさそうです。