フライブルクからの旅行 -交通手段編-
大学や語学学校が休みの時期はフライブルク近郊ではなく遠出もしてみたくなりますよね。
そういう時に何をつかってどうやって行くかは死活問題です。。。
ここでは大きく3つの方法をご紹介します!
FlixBus
FlixBusはドイツ全土だけでなく、ドイツ周辺の国々へ走っている格安高速バスです。
だいたい6年ほど前に始まったFlixBusですが、その安さ(5ユーロなんていうことも)から人気が爆発し、みるみるうちに路線も増えていきました。
基本的に予約、予約変更、予約キャンセルはネット・アプリ・電話・FlixBusのカウンターで行えます。
予約キャンセルは出発の15分前まで無料で行えます。
ただ、お金は返金されるのではなく、次の予約で使えるクーポンになります。
FlixBusのメリット
- とにかくその安さが魅力のFlixBus!
早く予約すれば電車の半額以上なこともあります!! - 各地名所(ミュンヘン、チューリッヒ、パリなど)へ乗り換えなしで行けるルートがある
乗っていれば着いてしまう手軽さが人気の理由です。 - 車内設備が充実している
電車と違ってシートを倒すことができますし、車内は無料WiFi、トイレが完備されているのが便利です。
FlixBusのデメリット
- バスなので渋滞に引っかかってしまうことがある
その場合、乗り換え便に間に合わない可能性があります。
もちろんこちら側に落ち度はないので、次の便に乗せてもらえるのが普通ですが、次の便が満員の場合、またその次の便。。。となることもあります。 - 格安バスなので乗り場がわかりにくいことが多い
フライブルクはとても便利な場所に乗りつけますが、特にストラスブール発の便、フランクフルト空港発着の便はかなり遠くにあるので行き方を先に調べておかなければいけません。 - 格安飛行機と同様、席はかなり狭い設計
小刻みに停留所が設置されていないルートだと立ち上がる機会がほとんどないままになるのでエコノミー症候群には十分注意しましょう!
そして私はこれが最もFlixbusを使用するかどうかで悩むポイントなのですが。。。
- 長距離のバスになればなるほどトイレが臭い
残念ながらトイレマナーは悪い人が多いヨーロッパ。。。
トイレから席が遠い近いはあまり関係ありません。
基本的に高速を走る窓は開けられないので、トイレだけではなく体臭や香水のきついお客さんがいると本当に辛いです。
FlixBusは安さが大変魅力的ではありますが、到着後の旅程に余裕があるときだけ使用するようにしましょう。
それから、国境を超えるバスに乗る場合、必ずパスポート及びビザを携帯しましょう!バスだしユーロだしと忘れがちですが、抜き打ちで確認されることがあります!!
FlixBusの予約など詳しくは公式サイトにて確認してください。
LCC
ヨーロッパのLCCは主にeasyJet、Ryanair、Wizzairなどがあります。
発着国によってお得な飛行機が異なります。
ある会社にこだわらず、目的地に合わせて会社を変えてみるといいと思います。
ExpediaやFluge.deなどの格安航空券検索サイトにて検索した後、予約だけ航空会社の公式サイトで行うといいです。
比較検索サイトで予約までしてしまうと、持ち込み可能手荷物の情報が違っていたり、キャンセル時に複雑な手続きを求められて結局キャンセルが間に合わなくなってしまうことがあります(実際に筆者が経験済みです)。
LCCのメリット
- FlixBusでは行けない距離の移動に便利
- 目的地によっては電車よりも安いことがある
LCCのデメリット
- 格安なので全てが有料
手荷物検査の先にお水を入れる蛇口もない簡易空港だと到着まで何も飲めないなんてことも。 - 手荷物に関するトラブルが多い
- 何一つ時間通りには進まない(出発も到着も基本的に遅延する)
- 空港が辺鄙な場所にあることが多い
さてLCCで一番注意しなければいけないのは手荷物です。
機内へは基本的に本当に小さな荷物しか持ち込めません。
Ryanairにいたっては2018年10月以降の便は全てノートパソコンがすっぽり入るサイズの荷物(40×20×25)以外持ち込み不可になりました。
このサイズに収まらない物は全て預け荷物になります!
この預け荷物ですが、予約時に一緒に登録しておくのと、当日その場で追加するのとでは値段が大幅に変わります!
行きは手ぶらで帰りは預ける、というのも可能なので、無理のない旅行プランにしましょう!
また、日本の国内線と違って100㎖以上の水などの持ち込みは一切禁止です!(*空の水筒なら持ち込めます。)
短距離なので心が緩みがちですが、飛行機ですから注意しましょう!!!
電車
他の記事でも紹介しましたが、DBでは色んな種類のチケットを購入できます。目的地や旅行プランに合わせて上手く使うと格安で旅行できます。
電車のメリット
- FlixBusと違って渋滞がない
- 一日乗り放題チケットを利用すれば好きな時に乗り降りできる
- 新幹線(ICE)には個室もある
- 席を予約しておけば仲間内で気楽に旅行できる
- コンセントプラグやWiFi、レストランも完備されている
電車のデメリット
- 遅延が当たり前のようにほぼ毎日発生する
乗り換えが必要な場合は、余裕をもって30分以上に設定しておきましょう(特にトップシーズンは1時間以上の遅延もあります)。
電車の遅延のせいで乗り換えに間に合わなかった場合、次の電車に乗せてもらえますが、予約などはもちろんその場ではパーになります。
これに関しては後で請求することで返金してもらえます。 - 他の方法に比べて割高
よっぽど早く計画しておかない限り、チケット代は他の方法より高くなります。
弾丸旅行には一番剥きません。
ユーロレイルパスとヒッチハイク
以上主な3つの方法を説明してきましたが、最後にユーロレイルパスとヒッチハイクについて書きたいと思います。
ヨーロッパ内全土で1ヵ月電車乗り放題チケットとしてユーロレイルパスを購入したという話を何度か耳にしたことがあります。
このユーロレイルパスは指定した期間内にヨーロッパ全土を旅行できる(国数を選べる)チケットなのですが、その分とても高額になりますし(数万円)、ICEにはそのままでは使用できない(追加料金がかかる)といった条件があります。
1ヵ月間毎日移動し続けるのならばお得だと思いますが、短期留学でドイツへ来ていて土日しか旅行できないような場合、数万円の価値はほとんどないと言っても過言ではありません。
購入時には利用条件をよく読んで、自分の滞在日数と旅程と照らし合わせてからにしましょう!!
また、ヒッチハイクについてですが私は絶対にオススメしません。
海外留学の醍醐味のように思っている人もいるかもしれませんが、これについてはよくよく考える必要があります!
自分の手で止めたその辺のドライバーが犯罪者ではないという保証はありますか?
車に自ら乗っている時点で、相手にどんなことをされても、それは本人の同意の上だとみなされてしまいます。
特に女性は絶対にやめた方がいいです。
最悪の場合、性奴隷として売り飛ばされるようなことになるかもしれません。
これは決して大げさな話ではありません。
ヨーロッパでは今も実際に人身売買が起きています!
SNSなどでヒッチハイクの投稿を見かけますが、それはたまたま優しいドライバーに当たったからだと思っているくらいの方がいいですよ。
ましてやドイツ語は私たちにとっては外国語です。
トラブルに巻き込まれた場合、裁判のような大ごとに発展した場合のことを想像してください。ネイティブ相手に勝てるでしょうか?
というと、自分は男だし大丈夫!という人がいるかもしれません。
それは果たして本当でしょうか?
複数相手でも大丈夫だと言えるでしょうか?
ただより高いものはない!
自ら自分を危険な立場に立たせる必要はありません。
ヒッチハイクに関しては慎重になりましょう。