情報教育学 プログラミング学習用ゲーム：コードクロニクル
フライブルク大学の情報教育学で様々なレベルや学習内容に合わせたオンラインゲームやダウンロード用ソフトを見てきましたが、今回ははてなブログの学び応援WEEKというキャンペーンで紹介されているコードクロニクルを使ってみた感想を書いてみたいと思います。
＜良い点＞
- 「女性プログラマーの育成」というのがどこの国でも課題だと思いますが、このゲームではお姫様が主人公ということで、その点は評価できると思いました。
- プログラミング画面上で何か一文字打てば予測変換でコマンドが出てくるので、いちいち打ち込まなくていいのは便利でした。
- はやく解けるとボーナスがもらえるシステムは面白いと思いました。
- 何度も間違えると魔力がなくなり、説明動画を観れるようになっています。この動画では初心者でもわかりやすいように説明されていたのですが、それなら最初に観れるようにしておいた方がいいように思います。
＜悪い点＞
- ストーリーが長いのにSkipできないのが苦痛でした。ボーナス画面等に使われているCloseボタンやプログラミング画面の文字も小さすぎます。
- このゲームは完全なプログラミング初心者には向いていないと思います。プログラミング画面の基本操作というか、最低限のコマンド等、予備知識がない人にはいきなり画面が切り替わって、何を求められているのか分からない状態になってしまいます。
- パズドラなど他のゲームと酷似しているのが気になります。オリジナルゲームという感じがないというか、終始既視感があります。ボーナスとかガチャとかギルドとか…パズドラ系が好きではない私にとってあまり先に進む魅力がなかったです。
- 同じ問題が繰り返し出題されすぎだと思います。間違えた問題なら分かるのですが、正解しているのに何度も同じ問題が出てくるのが面倒でした。
うーん、正直なところ、これなら他にもっといい学習ツールがあるなあと思います。既にプログラミングの基礎知識があって、他の言語が学んでみたい、とか、パズドラ系ゲームが好きな人ならハマるのかもしれません。辛辣なコメントになってしまいますが、私はこのゲームでもう一度遊ぶことも人に勧めることもないと思います。
